【読書】『いらねえけどありがとう』いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術(著:村井理子)
米ぐらいなんだと軽々しく言ってほしくないのだ。
だって、もう何十年も続いている。(p3)
挑戦を恐れるな。
古いものにしがみつくな。
無洗米の奇跡を忘れるな!(p5)
冒頭の「無洗米の奇跡」エピソードに象徴されるような(ぜひ読んでみてください)、
「生活の中に存在する頑なに回避していたことが、試してみたら生活がしやすくなった」というようなことのエピソード集。
村井さんの本、やっぱり面白かったです。
「目から鱗!」的な、いわゆる今どきのライフハック本ではないけれど、自分が気楽に過ごすためのエッセイ集として読め、「私もそういう意識に囚われていたかも。」みたいな気づきを得られました。
著者の村井さんは、思春期の男のお子さん(なお双子さん)がおり、家事もして、翻訳者業・作家業もバリバリあるっぽいし、ワンちゃん(大型犬)のお世話もして……と、私から見ればとにかくパワフルな印象。
かと思いつつ、ゆるさも滲み出ていて(そうやらないと潰れてしまうし、変な話共感を得られないからだろうとは思うけど)、
そういったところが「シン・現代のお母ちゃん」という感じがしました。
ワーキングマザーの読者ファンが多いんじゃないかなと勝手に想像。
ゆったりゆるく読めた良書でしたが、個人的に、副題にある「技術」は言い過ぎだと思う。
なんでも「技術」にしなくていいんだよ?とちょっと思います、現代の風潮に対して。
