おおむらさきの日記

読書と映画、生活いろいろ日記

【読書】歩くとなぜいいか?(大島清) ➡楽しいから

タイトルに惹かれて、家族の本棚にあった本を読んだ。

『歩くとなぜいいか?』(大島清 著 PHP文庫)という本。

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『歩くとなぜいいか?』大島清 著

 

15年くらい前に出版されている。

2020年の現在に読んでみると、特に新鮮味はない。けれど、タイトル通り「歩くとなぜいいか?」ということがずっと語られているので、読み終わった後には「んまぁ、歩いてみるか。よし、あるこ。」という気持ちにさせてくれる本だと思う。

考えてみたら当たり前だけど、「歩く」って、運動神経も必要としないし、だれでも簡単に始められる、万人の味方的アクティビティだ。

歩くことに楽しみを見いだせた時、それはもう「趣味」だし立派な「アウトドアスポーツ」になっている気がする。「歩くこと」を生活の楽しみとして認識出来たら、それだけでもう人生に意味があるんじゃないかな。大袈裟?

 

全然知らなかったのだけれど、江戸庶民や明治~大正のサラリーマンは平気でめちゃめちゃ歩いていたらしい。なんと一日平均で3万歩。歩幅50㎝と考えると一日15km歩いている!

ま、ま、まじか…。

それに比べると、現代人って本当に歩かなくなったのだなぁと感じる。

 

 

最近、私なりに心身の健康を心がけていて、歩く時間を作るようにしている。

実際歩くようになって思うのは、「歩くこと」は何よりもうつっぽさを軽減してくれる薬だということ。

 この本にも書いてあるんだけど歩くことはそれだけで喜びになる

 

健康が気になっていて、まずは歩くところからはじめようかな、という人や

健康を気にしてほしい家族がいる人にもお勧め。

何より読みやすく、ざざっと斜め読みなら30分ぐらいで読める本だと思うので、ウォーキングに興味がある人や、ウォーキングの意味づけをしたい人はさらりと読んでおいて損はないと思う。

まさに「知識のふりかけ」。(帯に書いてあった)

 

古い本ということで最初は正直侮っていたのだけど、古かろうと新しかろうと、結局は自分がその本から少しでも得られるものがあればそれでいいのだと思う。

 

何気なく著者の大島清さんをググってみたら、

え?御年93歳じゃん!とびっくり。(ウィキによればご存命。)

 

やっぱり歩くことって健康にいいんだろうなぁ。